【冷蔵庫だけの引越し】運搬費用やお見積もりの目安は?安く抑えるコツも解説!

【冷蔵庫だけの引越し】運搬費用やお見積もりの目安は?安く抑えるコツも解説!

冷蔵庫だけを引越ししたい場合、「どうやって運ぶのが最も安くて安全なのか?」と悩む人は多いでしょう。冷蔵庫は重くて大きいため、自力で運ぶにはリスクがあり、業者に頼むと費用がかさむこともあります。

この記事では、冷蔵庫だけの運搬方法やお見積りの相場、安く抑えるコツ、注意点などを詳しく解説します。冷蔵庫だけの運搬を予定している方は、ぜひ参考にしてください!

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引越しで冷蔵庫だけを運ぶ4つの方法とお見積りの相場

引越しで冷蔵庫だけを運ぶ4つの方法とお見積りの相場

冷蔵庫は引越しの中でも特に扱いが難しい大型家電の一つです。重くてかさばるだけでなく、運搬時の角度や振動によっては故障の原因になることもあります。そのため、「冷蔵庫だけを運びたい」と考えたとき、どの方法が最も安全で、かつコストを抑えられるのか? と悩む人は多いでしょう。

一般的に、冷蔵庫だけを運ぶ方法には、以下の4つがあります。

  • 自分でレンタカーを借りて運ぶ(最も安いがリスクも高い)
  • 宅配業者に依頼する(費用を抑えやすいが、大型冷蔵庫には対応不可の場合も)
  • 軽トラ便を利用する(短距離なら安く済むが、積み下ろし作業は自分で行う必要あり)
  • 引越し業者に依頼する(安全・確実で、単品プランも利用可能)

それでは、ここからは各運搬方法の違いと、お見積りの相場を一つづつ丁寧に解説していきます。

自分で運ぶ場合のお見積りの相場

【レンタカーを借りる際のお見積もりの相場】
ニッポンレンタカーの軽トラック約6,000〜8,000円程度
トヨタレンタカーのハイエース約5,500円〜10,500円程度

※レンタルする時間や、ガソリン代、高速料金によって価格が異なります。

一番費用が安く抑えられる方法として自分でレンタカーを借りて運ぶ方法があります。

この方法でかかる費用はレンタカー代だけになるので、コストが明確ですし手間もかかりません。

しかし、コストの面では安く抑えられる反面、冷蔵庫の搬出・搬入作業は重労働で、一人だけで運搬するのには無理があるので、手伝ってくれる人を探す必要があります。さらに、素人の運搬によって、冷蔵庫や住居に傷をつけてしまうリスクもあります。

また、引越し先の場所によっては高速料金なども発生します。

借りた場所に返しに行くので現住所と引っ越し先の距離が5km以上離れている、駅から遠いなどの場合はとても不便です。

宅配業者に依頼する場合のお見積りの相場

【宅配業者に依頼する際のお見積もりの相場】
小型・中型冷蔵庫約7,740円〜
大型冷蔵庫約17,070円〜

※同一県内の近距離を想定、サイズや配送距離によって料金が異なります

※各業者のサービス内容や追加料金の条件も異なります

「家財宅配便」や「大型家電配送」を扱う宅配業者に依頼する方法もあります。宅配業者は引越し業者よりも料金が安い場合が多く、運搬だけを目的とするならコスパの良い選択肢になります。

特に、ヤマト運輸の「家財おまかせ便」や佐川急便の「大型家具・家電配送」は、冷蔵庫単品の輸送に適しており、冷蔵庫だけの宅配が可能です。

しかし、宅配業者にはいくつかの大きなデメリットがあります。

まず、サイズや重量に厳しい制限があるため、400L以上の大型冷蔵庫や特殊な形状のものは断られることが多いです。依頼前に確認が必要で、場合によっては運搬を断られることもあります。

また、配送に時間がかかる点も大きなデメリットです。引越し業者であれば当日中の配送が可能な場合でも、宅配業者では配送エリアや予約状況によっては到着までに数日かかることがあります。冷蔵庫をすぐに使用したい場合には非常に不便です。

さらに、料金体系が分かりにくく、結果的に高くつくこともあります。

  • 重量物作業費
  • 輸送料金・配送料金
  • 開梱設置・梱包材処分費用

これらが個別に加算されるため、基本料金は安くても総額が高くなるケースが少なくありません。特に、設置作業や梱包材の回収を依頼すると追加料金が発生し、時期や地域によっては引越し業者に依頼した方がトータルで安くなることもあります。

そのため、宅配業者を選ぶ際は、安さだけで判断せず、必要なサービスや納期、最終的な総額をしっかり比較することが重要です。特に急ぎの場合や、大型家電の運搬には不向きな場合があるため、必ず事前に相見積もりをとり、サービス内容と価格を慎重に比較することをおすすめします。

軽トラ便を利用する

【軽トラ便を利用した際のお見積りの相場】
一般的家庭用冷蔵庫4,000円から12,000円

※オプション費用が別途発生する可能性があります

※運ぶことができる冷蔵庫のサイズにも注意が必要です

軽トラ便を利用する方法も、比較的低コストで冷蔵庫を運べる手段の一つです。特に短距離(10km〜50km程度)であれば、通常の引越し業者よりも安く依頼できる可能性があります

軽トラ便には「チャーター便」と「混載便」があり、チャーター便は冷蔵庫1台だけを専用で運んでもらえるため、日時の調整がしやすいのがメリット。一方、混載便は複数の荷物と一緒に運搬されるため、費用を安く抑えられる反面、到着までに時間がかかることがあります。

また、軽トラ便は「荷物の積み下ろしをドライバーが手伝わないプラン」が多いため、自力で搬出・搬入が必要なケースがほとんどです。引越し先の状況によっては、手伝ってくれる人を確保するか、配送で作業を手伝えない場合、作業スタッフが2人体制となると費用が割高になることにも注意が必要です。

さらに、「軽トラ」を利用するため、高さが140cm以上ある冷蔵庫や3ドア以上の冷蔵庫などの大型タイプは運搬ができないため、ファミリー用の大型冷蔵庫は他の手段を検討する必要があります。

引越し業者に依頼する場合のお見積りの相場

【引越し業者に依頼した際のお見積りの相場】
単身引越しプラン約30,610円~37,210円
家具・家電配送プラン約6,116円〜20,000円以上

※同一県内の近距離を想定

※引越しの時期や距離、冷蔵庫の大きさによって価格が大きく変動します。各業者にお問合せください

冷蔵庫の運搬を専門の引越し業者に依頼する方法は、安全性が高く、スムーズに作業を進められるのがメリットです。業者に依頼すれば、搬出・搬入の作業もすべてお任せできるため、重たい冷蔵庫を持ち上げる必要がなく、運搬中の破損リスクを軽減できます。

また、引越し業者には「単身引越しプラン」「家具・家電配送プラン」など、冷蔵庫だけを運びたい場合に適したプランを選べるのも魅力です。

しかし、業者によっては単品輸送を取り扱っていない場合や、冷蔵庫のサイズによってはこれらのプランの適用外になることもあり、通常の引越しプランでの対応となってしまうこともあります。費用は距離や冷蔵庫のサイズによって異なりますが、近距離なら8,000円〜20,000円程度が相場です。複数の業者に見積もりを依頼し、最適な料金とサービス内容を比較すると良いでしょう。

冷蔵庫だけを運搬できる引越し業者5選

引越し業者プラン特徴
カルガモ引越センターコガモ便ワンマンパック単身者向けのリーズナブルなプランとして「コガモ便ワンマンパック」を提供。
明瞭な料金提示も好評です。
アート引越センター単身パック引越し業界大手のアート引越センターは、梱包資材や搬出・搬入時の養生にもこだわっており、冷蔵庫の傷や故障を防ぐための対応が徹底されています。
単品輸送も可能で、安心感を重視する方におすすめです。
サカイ引越センター小口便サービスサカイ引越センターの「小口便サービス」は、単身者向けの小さな引越しにも対応しており、冷蔵庫だけを運びたい場合にも利用しやすいです。
近距離ならコストを抑えられるケースも多いため、見積もりを比較する価値があります。
ハート引越センター単身プラン」や「家電配送プラン」ハート引越センターは、リーズナブルな料金で家具や家電の単品輸送に対応している点が魅力です。
費用を抑えながらも、プロのスタッフが冷蔵庫の搬入を丁寧に行ってくれるため、安心して依頼できます。
アーク引越センター大物限定プラン「大物限定プラン」は単身者や家具のみの移動を希望する人に最適。

冷蔵庫は非常にデリケートな家電のため、適切な運搬方法を選ばないと故障や破損のリスクが高まります。安全かつ確実に運搬するなら、経験豊富な引越し業者に依頼するのが最も安心な方法です。

まずは、複数の業者に見積もりを依頼し、自分の条件に合った最適なプランを選ぶことをおすすめします!

カルガモ引越しセンター

特徴:カルガモ引越センターでは、単身者向けのリーズナブルなプランとして「コガモ便ワンマンパック」を提供しています。これは、小さめの荷物や冷蔵庫などの大型家電1点のみを運びたい場合にも活用できる、コスパの良いプランです。

単身用の冷蔵庫(2ドア) 110cm程度であれば、「格安軽トラ便」を利用することもできます。23区内であれば15,800円と明瞭な料金設定も魅力です。

アート引越センター

アート引越センターでは、「単身パック」などの引越しプランを活用して、冷蔵庫のみの運搬を依頼することが可能です。

お引越しの大型家具などの梱包からセッティングまでの基本作業をまとめた標準的なお引越コースであれば、その分費用も抑えることができるでしょう

サカイ引越センター

単身者や荷物が少ない方向けの「小口便引越プラン」を利用することで、冷蔵庫のみの引越しを効率的かつ経済的に行うことが可能です。

時期によって、見積もりが変わってきますので各社問い合わせをして相見積もりをとるのがおすすめです。

ハート引越センター

単身の「スタンダードパック」であれば、見積もりの料金も抑えつつ冷蔵庫の引越しが可能です。全国に直営の営業所を展開し、北海道から沖縄まで幅広いエリアでサービスを提供しています。

アーク引越センター

アーク引越センターでは、冷蔵庫などの大型家電や家具のみを運搬する「大物限定プラン」を提供しています。 

このプランは、引越し料金を節約したい方に適しており、引越し料金は荷物の量と作業内容で計算される明確な料金システムを採用しています。 

冷蔵庫の引越しのお見積もりを安く抑える4つのコツ

冷蔵庫の引越しのお見積もりを安く抑える4つのコツ

自分で運ぶ

冷蔵庫の引越しを最も安く済ませる方法は、自分で運ぶことです。レンタカーを借りて運べば、業者に依頼するよりもコストを大幅に削減できます。特に、近距離の移動であれば、軽トラック(5,000円~10,000円程度)をレンタルし、友人や家族に手伝ってもらうことで費用を抑えられます。

ただし、冷蔵庫は重量があるため、安全に運ぶための養生や、運搬時の注意点(立てたまま運ぶ、固定するなど)を考慮する必要があります。また、階段のあるマンションや狭い通路では、無理に運ぶと事故や故障のリスクがあるため、慎重に判断しましょう。

引越しの繁忙期を避ける

引越し料金は、需要が高まる時期に大きく変動します。特に、3月~4月の引越しシーズンや年末年始、祝日などは、通常の1.5倍以上の料金になることも。冷蔵庫だけの運搬であっても、引越し業者や宅配業者のスケジュールが埋まりやすく、料金が高くなる傾向があります。

安く抑えるためには、5月~7月や9月~11月の閑散期を狙い、平日の日中など混雑しにくい時間帯を選ぶのがポイントです。また、業者の「時間指定なしプラン」を活用すれば、さらに安く利用できる可能性があります。

荷物が少ない単身プランなどを選ぶ

引越し業者には、単身者向けの「ミニ引越しプラン」や「家具・家電だけのプラン」など、荷物が少ない方向けのサービスがあります。これらのプランを利用すると、通常の引越しプランより安く冷蔵庫を運搬できます。

特に、カルガモ引越しセンターの「コガモ便ワンマンパック」などは冷蔵庫のみの輸送にも対応しており、料金が抑えられます。業者ごとに料金が異なるため、複数社に見積もりを依頼し、最もお得なプランを選ぶのがコツです。

買い替えの時期であれば処分をして、新調する

冷蔵庫の使用年数が長く、引越しを機に買い替えを検討している場合は、無理に運ぶよりも新調する方がコストパフォーマンスが高いこともあります。古い冷蔵庫を処分すれば、運搬費が不要になり、新品の配送を無料で行ってくれる家電量販店も多いため、結果的に費用を節約できます。

また、自治体の粗大ごみ回収や、リサイクルショップへの買取依頼を活用すれば、処分費用を抑えたり、売却益を得ることも可能です。買い替えのタイミングと併せて検討すると、無駄な出費を減らせます

冷蔵庫の引越し効率的な手順

冷蔵庫の引越し効率的な手順

冷蔵庫の引越しは、適切な準備を行うことでスムーズに進めることができます。特に、事前に食材を使い切り、電源を切って霜取りや水抜きをすることで、輸送時のトラブルを防ぐことが可能です。

冷蔵庫は重量がありデリケートな家電のため、運搬中のダメージを防ぐための養生や清掃も重要になります。ここからは、冷蔵庫の引越しを効率よく進めるための具体的な手順を紹介します。事前準備をしっかり行い、引越し当日に慌てることのないようにしましょう。

1週間〜2週間前 中身を確認して食材を使い切る

引越しの数日前から、冷蔵庫内の食材をできるだけ消費しておくことが大切です。特に生鮮食品は、引越し当日までに使い切るか、クーラーボックスで一時的に保存する必要があります。

冷凍食品は長時間の移動では溶けてしまうため、事前に調理するか廃棄を検討しましょう。飲み物や調味料も、重さや液漏れのリスクを考慮し、必要最小限に減らしておくことが理想です。計画的に消費を進めることで、引越し当日の荷造りがスムーズになり、無駄な廃棄を防ぐことができます。

3日前 自動製氷機能を停止

自動製氷機能がついている冷蔵庫の場合、事前に製氷を停止することが重要です。引越しの2日前には給水タンクを空にし、氷が残っている場合は取り出しておきましょう。水が残ったままだと、運搬中に漏れる可能性があり、冷蔵庫内や周囲の荷物を濡らしてしまう原因になります。製氷機能をオフにする手順は機種によって異なるため、取扱説明書を確認し、適切に対応しましょう。早めに準備しておけば、当日のトラブルを避けることができます。

前日 電源をきる

冷蔵庫の電源は、引越しの12時間前には切っておくのが理想です。これは、冷却システムを安定させ、霜取りや水抜きをスムーズに行うためです。急に電源を切ると、庫内に結露が発生しやすくなり、運搬時に水漏れの原因となります。

また、電源コードはしっかり束ねて固定し、邪魔にならないようにしておくことも大切です。電源を早めにオフにしておくことで、引越し作業を安全かつ効率的に進めることができます。

前日 霜取りをする

冷蔵庫を長期間使用していると、冷凍室に霜が付着していることがあります。引越しの前日に電源を切り、扉を開けておくことで自然に霜を溶かすことが可能です。

霜が大量についている場合は、バスタオルを敷いて水が床に漏れないようにするか、ドライヤーの弱風でゆっくり溶かすと効率的です。無理に削ると冷却機能を傷つける恐れがあるため、慎重に行いましょう。霜取りをしっかり行うことで、引越し後に冷蔵庫の性能を維持しやすくなります

前日 水抜きをする

霜取りが完了したら、冷蔵庫の排水受けやドレンホースに溜まった水を抜く作業を行います。機種によっては、冷蔵庫の裏側や下部に排水トレイが設置されているため、そこに溜まった水を捨てることが必要です。

水抜きを怠ると、運搬中に水がこぼれ、カビや臭いの原因になることもあります。特に夏場や湿気の多い環境では、水分が残りやすいため、しっかりと乾燥させることが大切です

前日〜当日 掃除を行う

最後に、冷蔵庫全体の掃除を行い、清潔な状態で新居に運びましょう。内部の棚やトレーを取り外し、中性洗剤を使って拭き掃除をすると、食材のカスや汚れを取り除けます。特にドアパッキン部分は汚れが溜まりやすいため、細かい部分まで丁寧に掃除しましょう。

また、冷蔵庫の背面や底部にはホコリが溜まりやすいので、掃除機や乾いた布で拭き取ると、運搬後の性能維持にもつながります。清潔な状態で新居に運び、新生活を快適にスタートさせましょう。

引越しで冷蔵庫を運ぶ際の6つの注意点

引越しで冷蔵庫を運ぶ際の6つの注意点

冷蔵庫は重量があり、精密な機械が内部に組み込まれているため、運搬時には細心の注意が必要です。間違った方法で運ぶと、故障の原因になったり、新居の床や壁に傷をつけてしまうこともあります。

特に、冷蔵庫の傾きや横積み、水抜きの処理などを適切に行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。ここでは、冷蔵庫の引越しを安全かつスムーズに行うための6つの注意点を紹介します。

冷蔵庫を運ぶ時は傾けすぎない

冷蔵庫は内部にコンプレッサーや冷媒ガスが入っており、極端に傾けると冷媒が偏ったり、故障の原因となることがあります。特に、運搬中に45度以上傾けると、オイルが逆流して圧縮機のトラブルにつながる可能性があります。階段や狭い場所で移動する際も、なるべく垂直に保ち、慎重に運びましょう。どうしても傾ける必要がある場合は、短時間で済ませ、できるだけ元の状態に戻すようにするのがポイントです。

本体を保護する

冷蔵庫は傷がつきやすく、運搬中の衝撃で凹んでしまうこともあります。そのため、毛布や段ボールで覆って保護し、しっかり固定することが大切です。

特に、ドア部分が開いてしまうと危険なため、ガムテープやストラップでしっかり固定しておくと安心です。また、冷蔵庫の下部にはキャスターが付いているものが多いため、滑りやすい場所ではしっかり持ち上げて運ぶようにしましょう。

壁や床を養生する

冷蔵庫は非常に重いため、運搬時に壁や床にぶつけて傷をつける可能性があります。特に、新居のフローリングや壁紙はデリケートなので、養生マットや段ボールを敷いて保護するのが理想です。

壁や角の部分にはクッション材を貼ることで、接触時の衝撃を和らげることができます。業者に依頼する場合でも、養生の有無を確認し、必要に応じて自分で準備することをおすすめします。

水抜きなどの準備をしっかり行う

運搬中に冷蔵庫内の水が漏れると、床が濡れて滑りやすくなったり、カビや異臭の原因になります。そのため、引越しの前日に電源を切り、霜取りをしてしっかり水抜きを行いましょう。

また、排水トレイに溜まった水もしっかり捨てておくことが重要です。特に夏場は結露が発生しやすいため、タオルを敷いて水分を吸収する対策も有効です。

横積みはNG

冷蔵庫を横に寝かせた状態で運ぶと、コンプレッサー内のオイルが漏れ、正常に動作しなくなるリスクがあります。基本的には、必ず立てた状態で運ぶことが推奨されています。

どうしても横にする必要がある場合は、短時間で済ませたうえで、運搬後に十分な時間をおいてから電源を入れるようにしましょう。特に長距離輸送の場合は、業者と相談して適切な運搬方法を選ぶことが大切です。

電源を入れるのは時間を置いてから!冷蔵庫内をしっかり冷やしてから使用する

運搬後すぐに電源を入れると、コンプレッサーのオイルが循環せず、故障の原因になります。そのため、設置後は最低でも1時間は放置し、冷媒やオイルが安定するのを待ちましょう。

特に夏場は10時間以上ほど、冬場でも2~3時間ほど時間を置いてから電源を入れるのが理想です。また、電源を入れた後も、冷蔵庫内が十分に冷えるまで数時間かかるため、食材を入れるタイミングにも注意が必要です。

冷蔵庫の引越しに関するよくある質問

冷蔵庫の引越しに関するよくある質問

冷蔵庫の引越し、何時間前に電源をきる?

一般的には24時間前、最低でも15〜16時間前までに電源を切るのが理想です。これは、庫内の温度を常温に戻し、霜取りや水抜きを行うためです。特に冷凍庫の霜が厚い場合は、早めに電源を切っておくことでスムーズに処理できます。

冷蔵庫の水抜きをしないとどうなる?

水抜きをせずに運ぶと、運搬中に水がこぼれてしまい、床や他の家電を濡らす原因になります。特に、冷蔵庫の内部にある霜が溶けると排水トレイに水が溜まるため、事前にしっかり水抜きをしておかないと、引越し後にカビや異臭の発生につながる可能性があります。

冷蔵庫は何人で運ぶと安全?

2人以上で運ぶのが安全です。冷蔵庫は重量があるため、1人で運ぶとバランスを崩して転倒する危険があります。また、階段や狭い通路を通る際は、持ち手が確保しにくいため、2人で息を合わせて運ぶとスムーズです。業者に依頼する場合でも、必ず2人以上の作業員が対応するのが一般的です。

冷蔵庫の水抜きはいつまでにする?

引越し前日までに行うのが理想です。電源を切った後、霜が溶けるまで数時間かかるため、余裕をもって準備しておくとよいでしょう。また、排水トレイに溜まった水を完全に捨てるには、最低でも半日程度は放置することをおすすめします。

水抜きしないで運と水がこぼれてしまい、家電や機器にかかってしまう

水抜きをしないで運ぶと、冷蔵庫内の水分が運搬中にこぼれ、床や壁、他の家電を濡らしてしまう可能性があります。特に電化製品に水がかかると、故障の原因にもなるため、水抜きは必ず行いましょう。

使いかけの調味料はどうする?

使いかけの調味料はクーラーボックスに入れて運ぶのが最適です。ただし、開封後の液体調味料(醤油・ドレッシングなど)は、長時間の移動でこぼれる可能性があるため、しっかり密封するか、可能であれば引越し前に使い切る・処分するのが安全です。

引越しが終わった後に、すぐに食材をいれても大丈夫?

NG! 冷蔵庫を設置したら、最低1時間は電源を入れずに放置し、その後夏は10時間、冬は2〜3時間ほど庫内をしっかり冷やしてから食材を入れるのが理想です。電源を入れてすぐに食材を入れると、冷却が間に合わず、食品が傷む可能性があります

冷蔵庫を処分するには?

冷蔵庫を処分する方法は以下の4つがあります。

  1. 家電量販店の引き取りサービスを利用する(新しい冷蔵庫を購入する場合、無料またはリサイクル料金のみで回収)
  2. 自治体の粗大ごみ回収を利用する(リサイクル券を購入し、指定業者に依頼)
  3. リサイクルショップで売る(状態が良い場合、買取可能)
  4. 不用品回収業者に依頼する(費用がかかるが、引越しと同時に処分可能)

まとめ

冷蔵庫だけの引越しの際のお見積りの相場や、方法、引越しする際の注意点などを詳しく解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか?

冷蔵庫だけを運ぶ際には引越し業者・宅配便・レンタカーなどの方法を比較し、最適な選択をすることでコストを抑えることができます。

事前準備をしっかり行い、安全に冷蔵庫を運び、新居で快適な生活をスタートさせましょう!

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